スタッフB(生活支援員)
氏名:女性 Aさん
生年月日:1988年生まれ
入職:2018年4月(再入職)
趣味:映画鑑賞・カラオケ・釣り
短大卒業後に就職。初めは緊張ばかりでしたが、アットホームな環境ですぐ慣れる事ができました。上司や先輩方の支えがあり6年6か月勤務して退職しました。その後一般企業や放課後等デイサービスに就職しましたが、この職場に戻ってきました。ここがどこよりも一番自分が生き生きして働ける職場だと感じています。
仕事との出会い・きっかけ
短大の実習をきっかけに障がい者支援施設を知り、興味を持ちました。自分らしく活発に仕事ができるのではと思い、障がい者支援施設への就職を決めました。その後短大の先生に翔朋学園をご紹介して頂き就職しました。働き始めて、利用者の方と沢山関わっていく中で、色んなことを発見出来たり、体験を通して、一緒に喜びを感じることが出来る仕事だなぁと感じました。
1日の仕事の流れと支援の内容
現在、日中は内職のお仕事をする作業班と学習・指先訓練をする班と足ふきタオルや雑巾を作る裁縫班、障害が重度な利用者の方の指先訓練班の4つに分かれています。全体朝礼では前日の大まかな利用者の方々の様子を申し送り、支援部朝礼ではさらに細やかな部分の申し送りをして、支援部全体として情報の共有・連携を図っています。週に2日は音楽療法の時間もあり、音楽療法士の資格を持った職員が、じっくり楽しく取り組んで頂いています。介助支援では、食事介助・排泄介助・入浴介助が日中のメインとなってきます。1人1人介助方法が違い、覚えるのは大変ですが、よりその人に合った支援を日々考えながら支援しています。また、指先訓練では、出来るだけ多くの訓練を職員が考え、利用者の方に取り組んで頂き、沢山の成功体験から自信に繋がっていけばと、職員も利用者の方々の新たな可能性の発見に努めています。
ある一日のスケジュール
出勤
朝礼・清掃
運動・活動
昼食・休憩・活動
おやつ
入浴・更衣・夕食・歯磨き
帰宅
支援上心掛けていること
食事、排泄、衛生面などの生活全般の支援をしていますが、全面的に介助等の支援させて頂いて生活するのではなく、「今ある利用者の残存能力」を維持する為にも「自分で出来る事は、自分でやる」更には、利用者の方々の可能性を見出し「出来る事を、増やしていく」ことも、支援では大切なことだと感じています。それには、「待つ」という事が肝心なことだと考えていて、普段心掛ける様にしています。今、意思決定支援委員会の副責任者も務めさせていただくようになり、利用者の方の気持を「聴く」ことの大切さを痛感しています。「聴く」は、「耳」と「目」と「心」で「十分」に知ることだと、そのためにも「待つ」姿勢は肝心なのです。
利用者とのかかわり
私は、利用者の方と関わる事が好きでよく話し掛けています。利用者の方の好きなもの、嫌いなものなどを色々知ることで、支援の幅も広げる事が出来ますし、信頼関係を深めていく事も出来るからです。色々な手段や方法でコミュニケーションを図ることで、利用者の方から話しかけていただいたり、二人の間だけの特別なコミュニケーションの方法(芸人さんのマネ)を持つことも出来ました。そんな瞬間に「頑張ってきて良かったなぁ」と喜びを感じます。
職場の仲間とのかかわり
二十歳でこの世界に入り、はじめの1~2年は社会人として、更には障がい者施設の職員として色んなことを覚えるのに必死でした。仕事を正確にこなしていく先輩方の背中を見て、仕事の進め方を、時には目や耳で盗みながら学んで来ました。けれど、分からない事の方が多く、そういう時は先輩職員に理解できるまで教えて頂きました。支援の方法に行き詰った時、ヒントを頂くことで自分の視野を広げてもらう事も多々ありました。忙しい中でも分かり易く丁寧にご指導して頂きました。
私は、先輩方にしてもらったことを今度は自分が後輩にも繋げていきたいと考えています。職場の人間関係が仕事のやりやすい、気軽に相談が出来る環境にしたいと思っています。
今後の夢や希望
仕事では、折角利用者の方の人生の一部に関わらせて頂いていますので、利用者の方も私自身も未体験なことを探して、一緒に体験して喜びを分かち合いたいと考えています。職員間では、自分が入職した時に在ったアットホームな職場の雰囲気を更に暖かく維持し、先輩・後輩関係なくお互いに切磋琢磨し、想いを伝えあいながら、より良い支援を創造し続けていきたいと思っています。
同僚・先輩からひとこと
兎に角いつも明るく元気、出勤している時は、学園全体が笑顔に包まれています。彼女に元気をもらっているのは、利用者の方だけではなく、私たち同僚も皆感じていることだと思います。
また、いつも利用者の方の視点に立っており、「こうした方がもっと利用者の方が喜ばれるのではないか」等新しい提案を次々に出すので刺激を受けています。同僚や後輩に対しても優しい気遣いとアドバイスをしていますので、その思いはしっかり後輩たちに受け継がれていくと信じています。